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グリャズノフ, ヴァチェスラフ 1982 Gryaznov, Vyacheslav

  • プロフィール (1844文字)

  • 更新日:2018年3月15日
  • 1982年1月15日、ユジノサハリンスクに生まれる。1991年から2001年まで、チャイコフスキー記念ロシア国立モスクワ音楽院付属中央音楽学校、M.V.カンデラキのクラスで学ぶ。2006年、優秀な成績でモスクワ音楽院卒業(Y.S.スレサレフ教授クラス)、2009年大学院修了。2008年よりモスクワ音楽院でY.S.スレサレフ教授のアシスタントとして教鞭をとっている。また、2008~2009年度より、ロシア国内の音楽家が出演しているモスクワフィルハーモニーのソリストおよび専属アーティストとして活動している。2012年より、くらしき作陽大学特任講師。

    V.グリャズノフはV.スピヴァコフ国際慈善基金、Y.バシュメット国際慈善基金、M.ロストロポーヴィチ(G.ネイガウス記念奨学金)国際慈善基金およびヤマハスカラシップ奨学生。ロシア大統領賞受賞(1997年)。また、数々の国際コンクールでも入賞を果たしている:1997年、ルビンシュタイン記念国際コンクール(ロシア・モスクワ)第1位。1998年、ラフマニノフ記念国際コンクール(イタリア)第1位。2001年、「21世紀の芸術と演奏」(ウクライナ)グランプリ。若い音楽家のための国際コンクール(2001年、デンマーク、グランプリ)、(2003年、トビリシ、聴衆賞)、2007年、仙台国際音楽コンクール(日本)第6位。2008年、第4回S.ラフマニノフ国際コンクール(ロシア・モスクワ)第2位。国際フェスティバルにも多数参加:シャリャーピン記念国際フェスティバル(ヴィリニュス、2000年)、「文化の対話」(ヴィリニュス、2006年)、「Art Masters」(スイス、2008年)、「バルト海のロシア音楽」(カリーニングラード、ヴィリニュス、2008年)、「音楽の城」(モスクワ、ブリャンスク、2011年)他。

    30歳までにV.グリャズノフは新世代の最も才能あるロシアのピアニストの1人との評価を獲得した。楽器を完全に自由に操る能力と楽譜への深い洞察力が融合し、彼独自の演奏スタイルが作り上げられている。彼のラフマニノフ、ショパン、リストの作品解釈は現代演奏家の中においても卓越していると言っても過言ではない。グリャズノフはソロコンサートやオーケストラとの共演でイタリア、デンマーク、イギリス、クロアチア、スウェーデン、ノルウェー、オランダ、グルジア、アルメニア、バルト三国、クウェート、タンザニア、ケニア、ザンビア、日本・ロシアの各地で演奏活動を行っている。NHKで収録された彼のビ録画映像は定期的に日本の放送局で放送されている。ロシアでは彼の録音はラジオ放送局「オルフェイ」でよく流されている。V.グリャズノフの録音作品には、ショパンの作品(日本で制作されたCD)およびラフマニノフの作品がある。

    グリャズノフのレパートリーは幅広く多様性に富んでいる:D.スカルラッティのソナタからN.カプースチン、A.チャイコフスキー(V.グリャズノフはピアノソナタ第2番をロシアで初演した)、さらに、ラフマニノフ、リストの作品やJ.S.バッハ「フーガの技法」のような壮大な組曲、ショパンの24のプレリュード、24のエチュードなど。モーツァルト、ベートーヴェン、グリーグ、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ラヴェル、ガーシュインといったピアノ協奏曲も幅広く演奏している。グリャズノフのレパートリーは彼自身が編曲したオペラ、交響曲、室内楽曲の傑作を含めて常に活発に増え続けている。最近取り組んだ大きな編曲にはP.I.チャイコフスキーの幻想序曲「ロミオとジュリエット」やG.ガーシュインのオペラ「ポギーとベス」のテーマによるV.グリャズノフ自身のラプソディーがある。素晴らしいコンサート用の編曲により、V.グリャズノフはすでに最も素晴らしい現代若手編曲家の一人としての評判を得ており、その作品の多くが出版されている:M.グリンカ「ワルツ-ファンタジア」とS.ラフマニノフ「イタリアンポルカ」; M.ラヴェルのバレエ「ダフニスとクロエ」より2台ピアノのための第2組曲、G.ビゼーのオペラ「カルメン」よりピアノ4手のためのハバネラ;C.ドビュッシー「牧神の午後」、S.ラフマニノフの3つのロマンス「夜は悲しい」、「ボカリーズ」、「ここはすばらしい」(出版社«Дека-ВС»,シリーズ「ピアノ編曲の傑作」、第3, 8, 18版; 2005, 2007, 2011)

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