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ショパン :エチュード集(練習曲集) 第5番「黒鍵」 Op.10-5 CT18 変ト長調

Chopin, Frederic:12 études Etude No.5 Ges-Dur Op.10-5 CT18

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分40秒

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:展開1 展開2 展開3

楽譜情報:18件
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解説 (1)

解説 : 今関 汐里 (443文字)

更新日:2019年8月7日
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1830~32年作曲。

ワルシャワのショパン博物館に自筆譜が所蔵されている(請求番号M/193)

黒鍵上での右手の三連符の奏法が課題となっている。ショパン自身は、1839年4月25日にパリに住む作曲家ユリアン・フォンタナに宛てた手紙の中で、クララ・ヴィーク(のちのシューマン夫人)がこの作品を演奏したことに対し「黒鍵のために書かれたことを知らない者にとっては、およそつまらないもの」と不満を漏らしている。ショパンにとって、本作品がこの《練習曲集》の繋がりの中で演奏されることこそ、意味のあることだったのかもしれない。

ショパンは、本作品で、それまで規則的に禁止されていた親指での黒鍵演奏を認め、革新的な運指法を編み出した。白鍵に比べて幅が狭い黒鍵を連続して弾くためには、親指を含む各指をある程度ねかせて演奏する必要があるだろう。

A(1~16)―B(17~49)―A(50~65)の三部にコーダ(66~85)が付く形式。左手の決然と鳴らされる和音の上で、右手が軽やかにパッセージワークを奏でる。

執筆者: 今関 汐里

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