ショパン :エチュード集(練習曲集) 第3番 Op.25-3 ヘ長調
Chopin, Frederic:12 études Etude No.3 F-Dur Op.25-3
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
解説 : 今関 汐里 (236文字)
ヘ長調、3分の4拍子、Allegro
右手と左手で異なるリズム音型を明白に発音して演奏することが求められる。
シューマンは、1854年に出版した『音楽と音楽家』でこの作品を特徴づける華麗な技巧が愛らしい様を語り、ショパンに賛辞を送っている。シューマンの言う愛らしさは、ロンバルディア・リズムやスコッチ・スナップと呼ばれる逆付点リズム等に由来するのだろう。
快活な逆付点のリズムに加えて、右手の16分音符の倚音や、左手に6度音程が多用されているために、どこか異国情緒が感じられる。
エチュード集(練習曲集) 第3番 ヘ長調
第3番 金子一郎