ショパン :エチュード集(練習曲集) 第10番 Op.25-10 ロ短調
Chopin, Frederic:12 études Etude No.10 h-moll Op.25-10
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
解説 : 今関 汐里 (270文字)
ロ短調、2分の2拍子、Allegro con fuoco、三部形式
A部分(1~29小節)は、両手のオクターヴのユニゾンの練習となっている。重くのしかかってくるような順次進行が特徴的となっており、その音響効果を出すためのペダルの効果的な踏み方や、腕の重みの掛け方の追究が要となる。
3拍子になり、ロ長調へと転調するB部分(30小節~)の右手は、Aと同じオクターヴで旋律を奏でるが、その性格は一変し、穏やかで優美になる。左手は内声と外声に分かれ、時折内声が右手旋律をユニゾンでなぞる。同じ下行音型が14小節繰り返される移行部を経て、Aに回帰する。
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エチュード集(練習曲集) 第10番
エチュード集(練習曲集) 第10番 / 12 études Etude No.10
第10番 金子一郎