ショパン :エチュード集(練習曲集) 第6番 Op.25-6 CT31 嬰ト短調
Chopin, Frederic:12 études Etude No.6 gis-moll Op.25-6 CT31
ピティナ・ピアノステップ
23ステップ:展開1 展開2 展開3
解説 : 今関 汐里 (322文字)
嬰ト短調、2分の2拍子、Allegro
右手の三度の重音によるトリルおよび半音階が課題。ショパンは、自らのピアノ作品で、革新的な運指法を生み出しており、この作品にも、以下のようなそれらの特色が見られる。
1.三度の重音による半音階で、同じ指を滑らせて演奏する奏法
2.指の飛び越しや交叉
これらの奏法を取り入れていることにより、ショパンはこの作品でレガートを美しく演奏する可能性を広げていると考えられる。2の指の飛び越しや交叉といった技術には、手首の高さの微妙な調整や、手首や肘の柔軟性が求められるだろう。
右手が華麗な装飾的音型を奏でる一方で、左手が、円を描くような伴奏音型に続いて、下行する三和音でため息の音型を奏でることにより、不安感が高められる。
エチュード集(練習曲集) 第6番
エチュード集(練習曲集) 第6番 嬰ト短調
練習曲集 Op.25-6
エチュード集(練習曲集)作品25 第6番
エチュード集(練習曲集)Op.25 第6番
エチュード 第6番 Op.25
ショパン:エチュード(練習曲)集 Op.25 6.嬰ト短調