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ショパン :エチュード集(練習曲集) 第12番 「革命」 Op.10-12 ハ短調

Chopin, Frederic:12 études Etude No.12 c-moll Op.10-12

作品概要

楽曲ID:20777
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:3分00秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2024:D級級

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:58件
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解説 (2)

解説 : 今関 汐里 (568文字)

更新日:2019年8月7日
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ストックホルムの音楽文化財団Stiftelsen Musikkulturens Främjandeに自筆譜が所蔵されている。

1830~32年作曲。

ハ短調、4分の4拍子、Allegro con fuoco

「革命」という、フランツ・リストによる通称で知られる。1830年12月にロシア軍が、ワルシャワに攻め入ったことを知ったショパンが、失意と怒りに突き動かされて、翌年に本作品を作曲したといわれているが、実際には、1831年以前から着手していたとみられている。

右手のオクターヴの旋律、左手の16分音符の細かいパッセージワークが課題となり、左手の指の独立、右手を無理なく広げ、オクターヴを含む和音を無理なく、各音を均等に抑えることが要求される。

ハ短調の属七の和音で緊迫感の中で始まり、その後も10小節目まで主和音が鳴らされることなく進む。右手オクターヴの主題(10小節~)は、左手の低音から高音へと波打つような音型の切迫した雰囲気の中で決然と提示される。転調の激しい中間部の後、5小節目で現れた16分音符での両手のユニゾンが再現され(44小節~)、冒頭主題が回帰する(50小節~)。76小節目からのコーダでは、同主長調であるハ長調が一時的に現れ、一時的な平穏が感じられるが、最後は両手のユニゾンで高音域から低音域に一気に駆け下り、幕を閉じる。

執筆者: 今関 汐里

演奏のヒント : 大井 和郎 (2776文字)

更新日:2018年3月12日
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