ガーシュウィン 1898-1937 Gershwin, George
解説:屋野 晴香 (634文字)
更新日:2010年1月1日
解説:屋野 晴香 (634文字)
ロシアから移住した両親のもとに生まれ、マンハッタンの貧しいユダヤ人街で育った。幼少から積極的に音楽に親しんでいたわけではないが、両親が彼にピアノを買い与えるとピアノの手ほどきを受けるようになり、のちに音楽理論、和声、管弦楽法などを学ぶ。ただ、それらの知識はひととおり学んだにすぎずガーシュウィンは読譜にも精通していたわけではなかったが、即興演奏の才能にたけていたので、自作品を材料にした即興演奏のステージでたびたび聴衆の前で演奏した。彼は〈ラプソディー・イン・ブルー Rhapsody in Blue〉(1924)、〈パリのアメリカ人 An American in Paris〉(1928)、オペラ〈ポーギーとベス Porgy and Bess〉(1934~35)などのクラシック作品として扱われる作品のほか、ポピュラー・ソングやミュージカル、映画のための作曲も手がけていたことがよく知られている。とくに、1924年以降の歌曲はほぼすべて兄のアイラ・ガーシュウィンの詞に曲をつけた作品で、それらは数々のヒット作品を生み、ガーシュウィン兄弟はブロードウェイで最も活躍した作詞・作曲コンビのひとつとなる。貧しい生活からその才能によって富と名声を勝ち得た彼の生活は、その華々しい経歴にふさわしく1930年代の大恐慌の時代でさえも高収入を得、映画スターたちとの恋愛の噂も絶えない派手なものであったという。しかし脳の腫瘍を取り除く手術の途中わずか39歳の若さで亡くなってしまう。
作品(37)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (2)
協奏曲 (4)
ピアノ独奏曲 (3)
リダクション/アレンジメント (2)
★ 種々の作品 ★ (21)
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ピアノ合奏曲 (4)
リダクション/アレンジメント (4)