ショパン :エチュード集(練習曲集) 第2番 Op.10-2 CT15 イ短調

Chopin, Frederic:12 études Etude No.2 a-moll Op.10-2 CT15

作品概要

楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:練習曲
総演奏時間:1分40秒
ピティナ・ステップレベル:展開1,展開2,展開3
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解説 (2)

解説 : 今関 汐里 (520文字)

更新日:2019年8月7日
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イ短調。4分の4拍子、Allegro。

1830年11月作曲。

ワルシャワのショパン博物館(M/191)とストックホルムの音楽文化財団Stiftelsen Musikkulturens Främjandeに自筆譜が現存する。

第1番の解説にも書いたように、この作品は、第1番と組になって作曲された。

右手の3、4、5の指をくぐらせ、半音階を滑らかに奏し、1、2(時折3)の指で拍頭の内声と弾き分けることが課題となっている。モシェレスOp. 70, no. 3(ト長調)でも右手の半音階の演奏が課題とされており、こちらでは1、2、3の指が訓練の対象となっている。それに比べ、ショパンの本作品は、より打鍵の力の弱い指の強化を図り、比較的力の加えやすい親指等が16分音符による内声を担うためより一層繊細なコントロールを要求している。左手は、スタッカート付きの八分音符によるバスの単音と三和音からなり、和声的な支えをもたらしている。

A(1~18)-B(19~35)-A(36~49)の三部形式。Bは借用和音の頻出により、一時的に調が不安定となるが、32小節目から低音でイ短調の属音(e)が鳴らされることにより、Aの冒頭の音型と同時に主調イ長調が回帰する。

執筆者: 今関 汐里

演奏のヒント : 大井 和郎 (817文字)

更新日:2018年3月12日
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