西井 葉子 Nishii, Yoko
プロフィール (1057文字)
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三重県伊勢市出身。4歳よりピアノを始める。慶應義塾大学文学部仏文学専攻卒業後、クロアチアのイーノ・ミルコヴィッチ音楽アカデミーピアノ科に特別全額奨学生として入学し、通常4年間の学士課程を異例の2年間で卒業。2001年同音楽アカデミー大学院修士課程修了。修士課程在籍中、ピエール=イヴ・アルトー氏によるフルート・マスタークラスに於いて、度々伴奏者を務めた。2001年9月より2年間、同音楽アカデミーピアノ科にて、エフゲニー・ザラフィアンツ教授の助手を務め、指導にあたる。2005年〜2007年文化庁新進芸術家海外留学研修員として、クロアチア国立ザグレブ音楽アカデミー大学院研究科に留学。これまでに、富尾光子、兼重直文、小川京子、エフゲニー・ザラフィアンツの各氏に師事。国際コンクール受賞歴多数。2014年〜2019年愛知県立芸術大学音楽学部非常勤講師。
日本とクロアチアを拠点に、イタリア、ハンガリー、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナなど、国内外で多数のソロリサイタル開催のほか、室内楽・伴奏の演奏活動も活発に行う。特に、クロアチアでは、これまでに、24都市にて約50回のソロリサイタルを行っている。ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団、キューバ国立交響楽団と共演。2018年12月には、ザグレブのクロアチア国営テレビ(HRT)のスタジオにて、在クロアチア日本大使館とHRTの共催、クロアチア大統領府の協力の下、日本・クロアチア外交関係樹立25周年記念ソロコンサートを開催し、その模様は、HRTにて65分間生放送された。
日本では、電気文化会館(名古屋)、トッパンホール(東京)、浜離宮朝日ホール(東京)、三重県文化会館大ホール、iichiko音の泉ホール(大分)などでのリサイタルのほか、各地でソロ・室内楽・伴奏の演奏活動を行っている。
クロアチア及び旧ユーゴスラヴィア諸国の作曲家の研究・普及にも力を注いでおり、2015年2月にはクロアチアの女流作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチ(1885-1923)のピアノソロ作品全曲を収めた世界初となるCD『ドラ・ペヤチェヴィッチ:ピアノ作品全集』(2枚組)をリリースしている(『レコード芸術』2015年4月号準特選盤)。2020年7月新譜CD『西井葉子 プレイズ セルゲイ・ラフマニノフ』をリリース(『レコード芸術』2020年10月号準特選盤)。
《西井葉子オフィシャル・ウェブサイト》www.yokonishii.com
(2020年10月8日現在)
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