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ペヤチェヴィチ :フモレスケ Op.54a 変イ長調

Pejačević, Dora:Humoreske As-Dur Op.54a

作品概要

作曲年:1920年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

解説 : 西井 葉子 (440文字)

更新日:2020年10月3日
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1920年7月31日、34歳の時に書き上げた作品である。長らく手書きの写譜の形で残されていたが、1978年クロアチア音楽協会(Hrvatski Glazveni Zavod)により初めて出版された。この小品について、ドラは、《ノクターン》Op. 50を贈ったローザ(ドラの夫オットマル・フォン・ルンべの妹ローザ・ルンべ−ムラドータ)への手紙の中で、「私の中のどこかに小悪魔が潜んでいるということを思い起こさせてくれるクレイジーな曲で、スラブ舞曲風の要素を含んだ曲。」と書いている。ドラは、当初、この《フモレスケ》Op. 54(a)の1週間後に作曲した《カプリス》Op. 54(b)のことを《フモレスケ第2番》と名付けており、この2曲をセットとして考えていたようであるが、彼女がどういう理由でタイトルを変更したのかは明らかになっていない。彼女の作品は、ロマンチックで哀愁を帯びたものが多い中で、ユーモアやウィットなど、彼女の別の側面が感じられる、喜びに溢れたリズミカルな作品である。

執筆者: 西井 葉子

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