
解説:実方 康介 (350文字)
更新日:2006年10月1日
解説:実方 康介 (350文字)
現モルドバ生まれのピアニスト及び作曲家、指揮者、音楽教育者。後に数多くの大ピアニストを輩出するロシア・ピアニズムの源流に位置づけられている。大柄な体とベートーヴェンに似ていたという険しい風貌で、巨大な存在感があったという。幼少時よりヨーロッパ各地で演奏を行い、ロシア出身のピアニストとしては最初の成功者とされる。一時はリストに師事。ピアノの機能を限界まで使うかのような力強い演奏を特徴とした。1848年からは祖国に戻ってロシア皇室のピアノ教師になるとともに演奏活動も続けた。1861年にはペテルブルグ音楽院の設立。1867年に音楽院を去り、20年後に再び院長に復し、ピアノ教師の育成を目的とした科目を作るなどの功績を残した。なお弟のニコライも高名なピアニストで、1886年にモスクワ音楽院を創設した。
作品(98)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (2)
協奏曲 (5)
管弦楽付き作品 (3)
ピアノ独奏曲 (20)
ソナタ (4)
曲集・小品集 (25)
練習曲 (4)
幻想曲 (4)
カプリス (5)
舟歌 (4)
性格小品 (13)
ピアノ合奏曲 (3)
曲集・小品集 (3)
室内楽 (1)
室内楽 (8)