
解説:朝山 奈津子 (344文字)
更新日:2007年5月1日
解説:朝山 奈津子 (344文字)
ドイツ生まれの作曲家、のちにデンマークへ亡命。ハンブルクで音楽を学び、ピアニストとして活動を始めるが、1810年のナポレオンの侵攻に際してコペンハーゲンに逃れ、以降は北欧で過ごした。コペンハーゲンでは宮廷室内音楽家の地位を得て、オペラを残している。また、ピアニストとしてスカンジナヴィア諸国を演奏旅行し、とくにスウェーデンの貴族に多くの弟子を持った。1825年にヴィーンを訪れた際にベートーヴェンに会っている。28年、コペンハーゲンで名誉教授号を贈られた。
ピアノとフルート作品にとりわけ佳作が多い。ソナチネでは、小規模で高度な演奏技術を要求しないにも拘らず、簡明かつ流麗な旋律が華やかな効果を生む。3楽章のソナタにおいては、緩徐楽章の音色の陰影や感情表現に初期ロマン派の特徴が顕れている。
作品(163)
ピアノ独奏曲 (15)
ソナタ (13)
ロンド (10)
ソナチネ (4)
変奏曲 (16)
ワルツ (8)
リダクション/アレンジメント (15)
ピアノ合奏曲 (8)
ソナタ (8)
変奏曲 (15)
★ 種々の作品 ★ (6)
室内楽 (4)
歌とピアノ (1)
★ 種々の作品 ★ (27)