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バッハ:3声のインベンション(シンフォニア)

Bach, Johann Sebastian:Sinfonia BWV 787-801

作品概要

作曲年:1720年 
出版年:1801年 
初出版社:Hoffmeister & Kühnel
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集

解説 (1)

執筆者 : 朝山 奈津子 (510文字)

更新日:2007年5月1日
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バッハは30の作品をまとめたのち、15曲の3声のセットに対して《シンフォニア》の名を与えた。これは当時すでに確立されていた、オペラの序曲に由来するジャンルとは直接の関係はない。むしろ、「とけ合って響く」というこの語のもともとの意味がこめられている。

《シンフォニア》はほとんどがフーガ書法で書かれているが、フーガに独特の累加的な始まり方をするものがまったくない。(《インヴェンション》では第1,2,3,4,8,10番が一声部で開始する。)これは、学習用の小品という意図に見合った短い主題を、やはり短い1曲の中でできるだけ多様に展開するため、また響きが硬くなるのを避けるためと考えられる。しかし部分的には三重対位法をも用い、主題の反行や転回によって多様な組み合わせが現れる。

バッハはこれらが演奏中に譜面をめくる必要のない見開きの2ページに収まるよう配慮した。15曲の調は2声インヴェンションと同じ配列で、ハ長調、ハ短調、ニ長調、ニ短調、変ホ長調、ホ長調、ホ短調、ヘ長調、ヘ短調、ト長調、ト短調、イ長調、イ短調、変ロ長調、ロ短調であり、おそらく実践で用いられる頻度に鑑みて選ばれている。

※「インヴェンション」の項もご覧下さい。

執筆者: 朝山 奈津子

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