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ギロック : こどものためのアルバム

Gillock, William : Album for chirdren

作品概要


楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集

解説 (6)

演奏のヒント : 大井 和郎 (1169文字)

更新日:2015年10月29日
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1.ウィンナー・ワルツ  技術的には難しくなく、発表会などではよく弾かれる曲ですが、音楽的に大変難しく、また楽譜から作曲家の真意を読み取ることも重要になってきます。たった1ページの1分弱の曲ですが、華やかに、優雅に弾くためには自由な即興性が求められます。この曲を演奏するためには、アコーギクの1種であるルバートを使います。指導者の皆様は、生徒さんに指導される時、このアコーギクでも、ルバートでもどちらでもよいので、簡単な説明をつけてあげてください。  「ジェットコースターのように、上りは徐々にスピードが落ち、下りは徐々にスピードを増して、また上りでゆっくりになる」等の説明がわかりやすいかも知れません。大切なことは、テンポを前に進めて速くした場合、必ずその分を取り返すことです。ゆっくりのままとか、速いままではいけません。  この曲は4小節で1つのフレーズになっていますので、4小節単位でルバートをかけても構いませんし、または8小節間を1つのフレーズと見なしても良いと思います。いずれにせよ、あたかも小節線が無いくらいに、自由に優雅に演奏します。9小節目からも同じで、徐々にテンポを上げ、13小節目辺りから今度は徐々にテンポを緩めて下さい。  その他気をつけなければならない事を挙げていきます。8小節目2拍目裏拍から主題Bが始まりますが、8-12小節目と、それと同じ部分である24-28小節目を比較してみると、まず内声に変化が見られます。この内声は重要ですので、決して消えてしまうような事が無いように、しっかり耳で聴いて弾いてください。そして8-12小節目の反復が順次進行で上行しているのに対し、24-28小節目はいきなりV7/viに飛んでしまいます。これは驚きの心理状態ですので、十分に表現します。  この曲でよく間違った演奏をされるのが最後のCodaの部分です。33小節目を見てみると、vivaceと書いてあります。するとここからテンポを倍くらいに速くしてしまう奏者がいます。vivaceとはイタリア語で「生き生きと」という意味があり、英語では「lively」という意味になります。これは決して「テンポを速く」という指示ではありません。むしろ、37小節目は逆にゆっくり演奏されてしかるべきだと考えます。  また、33-34小節目と、37-38小節目に付けられているcrescendoも議論を呼ぶところです。フォルテ記号にcrescendoをかけるととんでもない音量になってしまいますね。ここはむしろdiminuendoしたいところですが、作曲家の意図としては、このレゾネンス(余韻)的なアルペジオを華やかに聴かせたかったのではと想像しています。個人的に筆者がこれを演奏するのであれば、crescendoは殆どかけないかもしれません。

執筆者: 大井 和郎

演奏のヒント : 大井 和郎 (959文字)

更新日:2015年10月29日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (1005文字)

更新日:2015年10月29日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (891文字)

更新日:2015年10月29日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (979文字)

更新日:2015年10月29日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (736文字)

更新日:2015年10月29日
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