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ベートーヴェン :ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」 Op.73 変ホ長調

Beethoven, Ludwig van:Konzert für Klavier und Orchester Nr.5 Es-Dur Op.73

作品概要

作曲年:1809年 
出版年:1811年 
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:37分00秒

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (797文字)

更新日:2010年1月1日
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1800年頃からの十数年間はベートーヴェンの創作の絶頂にある中期にあたり、交響曲第3番「英雄」、第5番「運命」や第6番「田園」、弦楽四重奏曲「ラズモフスキー」の3曲や「大公」トリオ、ピアノ・ソナタ「ワルトシュタイン」「熱情」「告別」ピアノ協奏曲第4番、ヴァイオリン協奏曲などの名曲、大曲が次々に書かれている。

このピアノ協奏曲第5番もこうしたベートーヴェンの創作意欲の大きさが反映した、巨大で力強い作品に仕上がっている。この曲の別名「皇帝」は、ベートーヴェンによる命名ではなく、出版人のJ.B.クラマーによものである。

初演は1811年11月28日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにて、独奏はJ.F.シュナイダーによって行われた。尚その翌年、ベートーヴェンの弟子でピアノの教則本でも有名なチェルニーの独奏によって、ウィーンでも演奏された。

□第1楽章 アレグロ 変ホ長調 4分の4拍子

曲は協奏風のソナタ形式で書かれている。第4番のピアノ協奏曲では独奏ピアノで曲が始まるという新しい試みを見せているが、この第5番では、オーケストラの力強い主和音のあとすぐにピアノのカデンツァ風のパッセージを華々しく登場させている。これは主題ではなく単なる序奏にすぎないが、その後は風格のある第1主題と、初め短調で奏でられる第2主題とがエネルギッシュに発展して行く。

□第2楽章 アダージョ・ウン・ポーコ・モッソ ロ長調 4分の4拍子

自由な変奏曲形式で書かれた、優しく美しく落ち着いた緩徐楽章。前後の華麗な楽章の中で、素朴で味わい深い音楽がしっとりと奏でられて行く。最後は変ホ長調に移り、第3楽章の主題がゆっくり示され、切れ目なく第3楽章に突入する。

□第3楽章 アレグロ 変ホ長調 8分の6拍子

先の楽章で現れた主題がフォルテで爆発的に開始され、ロンド・ソナタ形式を形成していく。豪快で力感に溢れた華やかなフィナーレ。

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:19分00秒 

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第2楽章

総演奏時間:8分30秒 

解説(0)

第3楽章

総演奏時間:9分30秒 

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楽譜

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