ベートーヴェン :ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」 第3楽章 Op.73

Beethoven, Ludwig van:Konzert für Klavier und Orchester Nr.5  3.Satz Rondo: Allegro

作品概要

楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:9分30秒

解説 (1)

解説 : 鐵 百合奈 (434文字)

更新日:2019年10月6日
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Rondo Allegro - Piu allgero 変ホ長調 6/8拍子

ロンド・ソナタ形式。夢から目覚め、快活な主要主題をピアノが奏し、引き継いでオーケストラも主要主題を歓喜に満ちて奏する。その勢いを保ったまま、走句的なピアノソロが飛び込み(第42小節)、上がっていく。頂上の高音域に達した後はdim.でするりと緊張を解き、dolceの優しく柔和な楽想が現れ(第49小節)、第72小節で新たな楽想が再びdolceを付されて登場し、第78小節でさらにもう一度dolceが書き込まれる。この楽想(第72小節~)は属調の変ロ長調であることから、主題としての性格は際立ってはいないものの、従来は副主題として解釈されてきた。筆者はこの付近にdolceが三度も執拗に記されていること、第49小節からの楽想のキャラクターが際立っていることから、第4993小節あたり全体を、副主題群として捉えている。その後、主要主題が様々な表情付けを施されて奏され、最後は晴れやかに駆け抜ける。

執筆者: 鐵 百合奈

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