ベートーヴェン :ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」 第2楽章 Op.73

Beethoven, Ludwig van:Konzert für Klavier und Orchester Nr.5  2.Satz Adagio un poco mosso

作品概要

楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:8分30秒

解説 (1)

解説 : 鐵 百合奈 (337文字)

更新日:2019年10月6日
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Adagio un poco mosso ロ長調 4/4拍子

三部形式。主部はすべてを包み込む寛容さと、敬虔な響きを湛えている。弱音器付きの弦楽器から始まり(弦楽器はこの第2楽章を通して弱音器付きで奏される)、音量が増した第9小節目で管楽器が加わる。第16小節目からの中間部で初めてピアノが登場し、なめらかで美しい下行音型を聴かせる。再現部(第45小節~)では、弦楽器はピッツィカートにまわり、ピアノが主導権を持って音楽を牽引していく。そして、極めて印象的な箇所…第3楽章への推移の部分となる。第79小節、主音のHをファゴットが意味深長に延ばし、第80小節でホルンが半音下のBに受け継ぐ。そのBによって変ホ長調へ誘い込まれたピアノが、第3楽章の主題を夢見心地で幻想的に奏する。

執筆者: 鐵 百合奈

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