ベートーヴェン : ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15
Beethoven, Ludwig van : Konzert für Klavier und Orchester Nr.1 C-Dur Op.15
作品概要
解説 (1)
執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部
(339 文字)
更新日:2010年1月1日
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執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (339 文字)
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第2番の協奏曲と平行して作曲された。1795年3月29日にウィーン芸術家協会において行なわれたベートーヴェンのウィーンでのデビューコンサートで、サリエーリの指揮のもと初演されたものと考えられている。
第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ ハ長調 4分の4拍子
主音の同音反復、上行するスケールという明晰な主題である。長いトゥッティののち、ピアノが第2主題の変形した優雅な音型で入るが、これは第3楽章の伏線となっている。
第2楽章 ラルゴ 変イ長調 2分の2拍子
管楽器はクラリネット、ホルン、ファゴットのみの温かい音色が特徴的だ。全体は3部形式からなり、ピアノが美しい旋律をのびやかに歌い上げる。
第3楽章 ロンド アレグロ ハ長調 4分の2拍子
明るく軽快な主題が何度も顔を出す、ロンド形式。
執筆者:
ピティナ・ピアノ曲事典編集部
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【ミュッセ】ピアノ協奏曲 第1番 Op.15 カデンツ
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