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ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ 第5番ハ短調

Beethoven, Ludwig van : Sonate für Klavier Nr.5 c-moll Op.10-1

作品概要

作曲年:1795年 
出版年:1798年 
初出版社:Eder
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:17分30秒

解説 (1)

執筆者 : 小崎 紘一 (490文字)

更新日:2010年1月1日
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ベルリンからの演奏旅行から戻り、翌97年にかけて製作された。前作のピアノソナタ作品7も同じ頃にかかれている。この3曲と次作「悲愴」ソナタでベートーヴェンにとってのピアノ・ソナタというジャンルはひとつの結論を得る。独自の音楽を本格的に模索、探求していく前段階の、「従来」のピアノソナタを自身の血肉にしようという姿勢が見て取れる。

前作に見られた「大作」志向は一旦なりを潜め、当時の標準的なサイズで書かれている。明快な形式、和声を多用しないくっきりとした音像、めりはりの効いた速度設定など、非常に引き締まった印象を与える。また、「悲愴」ソナタや「運命」交響曲と同じハ短調が採用されている点も指摘できる。

作曲と前後して行われた演奏旅行での見聞も少なからず影響を及ぼしているかもしれない。当時のドイツではまだ伝統的なイディオムのソナタ形式が主流であったからである。4楽章ソナタに挑戦していたベートーヴェンがこの作品と第6番でそれぞれ楽章を一つ削っていることはその現れであろう。

第一楽章 Allegro molto e con brio

第二楽章 Adagio molto

第三楽章 Finale

執筆者: 小崎 紘一

楽章等

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