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ショスタコーヴィチ 1906-1975 Shostakovich, Dmitry Dmitrievich

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解説:齊藤 紀子 ( 672文字 )

更新日:2008年8月1日

旧ソヴィエトの作曲家。社会主義政権のもと、作曲の技法を柔軟に扱いながら、当局への迎合とも反駁とも言い切ることのできない作品を創作し続けた。

ペテルブルクに生まれた。父親は鉱山で働いていたが、音楽愛好家でもあった。また、母親はペテルブルク音楽院で学んだピアニストであった。ショスタコーヴィチも母親からピアノの手ほどきを受け、1919年、革命直後のペトログラート音楽院でピアノと作曲を学んだ。《交響曲 第1番 作品10》(1924?1925)は同校の卒業作品である。

ストラヴィンスキーの原始主義やベルクの表現主義の影響を受けたところから出発し、「社会主義リアリズム」に転じていったとされてきた。しかし、近年の研究から、ショスタコーヴィチの作品をそのような言葉で一括りに語ることは困難であることがわかっている。ショスタコーヴィチは、公表した作品が論争を巻き起こすと次の作品で名誉を回復するといったことを繰り返していた。

母親と同様にピアニストとしても活動したショスタコーヴィチは、1927年にワルシャワで開かれたショパン国際コンクールで第2位に入賞している。ピアノ作品には、協奏曲やソナタ、曲集がある。なかでも《24の前奏曲とフーガ 作品87》(1950?1951)は有名である。

1930年代以降、モスクワ音楽院やレニングラート音楽院で音楽の指導にもあたり、ハチャトゥリアンらを送り出している。また、国際平和委員会のソヴィエト代表やソヴィエト最高会議の議員を務め、政治運動にも積極的に関わった。1954年には、世界平和協議会から国際平和賞を受賞している。

執筆者: 齊藤 紀子
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