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ショスタコーヴィチ:ピアノ・ソナタ 第2番  Op.61 ロ短調

Shostakovich, Dmitry Dmitrievich:Sonata for piano No.2 h-moll Op.61

作品概要

作曲年:1942年 
出版年:1943年 
初出版社:Muzgiz
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:24分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (701文字)

更新日:2007年12月1日
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ショスタコーヴィチが初期にみせた急進的な姿勢は、1936年『プラウダ紙』によって批判されたことをきっかけに、社会主義リアリズム(形式において民族的、内容において社会主義的)の方向へきりかわることになった。プラウダ批判以後の円熟期にかかれた作品のひとつが、この《ソナタ第2番 ロ短調 作品61》である。《ソナタ第1番》から16年後にあたる1942年に作曲され、翌年6月にショスタコーヴィチ自身によって初演が行われた。

モダニスティックな側面が強くみられた《ソナタ第1番》とはうってかわって、この作品は古典的な形式性をもち、保守的な作風をみせている。

レニングラード音楽院のピアノ科の師、レオニード・ヴラジーミロヴィチ・ニコラーエフ(1878-1942)の想い出に捧げられた。

作曲当初は、四楽章構成で予定されていたものが、三楽章構成へ変更され、また、楽譜にも削除や訂正が多く、作曲にも苦労の跡がみられる。初演も不評に終わり、ショスタコーヴィチ自身も、この作品に対して、否定的な発言を残している。演奏所要時間は、約25分。

第1楽章:アレグレット。ロンド風のソナタ形式。トッカータ風に分散和音が奏される中、低音部で主旋律が柔らかく歌われていく。第2主題はマーチ風。ショスタコーヴィチらしい高音の鋭角的な音色が印象的である。全音音階による音の動きが面白い。

第2楽章:ラルゴ。4分の3拍子。3部形式による。調性は曖昧で、無調に近い。pppからmfのダイナミックレンジで奏され、その静寂は幻想的な雰囲気をもつ。

第3楽章:モデラート(コン・モート)冒頭から、主題が、右手単音のみで、静かに奏され、これが9つの変奏をみせる。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (3)

第1楽章 アレグレット Op.61

総演奏時間:7分00秒 

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第2楽章 ラルゴ Op.61

総演奏時間:6分00秒 

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