ショスタコーヴィチ :祝典序曲 Op.96

Shostakovich, Dmitry Dmitrievich:Festive Overture Op.96

作品概要

作曲年:1954年 
楽器編成:ピアノ合奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★
総演奏時間:7分00秒

解説 (1)

総説 : 木暮 有紀子 (432文字)

更新日:2014年2月20日
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1954年に作曲された管弦楽曲《祝典序曲》op. 96をショスタコーヴィチ本人が2台ピアノ版に編曲した作品。ボリショイ劇場に委嘱を受け、ロシア革命37周年を記念する演奏会にて発表された。イ長調の序曲。

冒頭のファンファーレは《子供の音楽帳》op.69の第7曲〈誕生日〉に由来する。また、1949年に作曲されたソビエトの大自然改造計画の一環である植林事業を讃えたオラトリオ《森の歌》op.81の第5曲〈スターリングラード市民は前進する〉の旋律が引用されている。

ソナチネ形式や伝統的な和声など非常に簡潔な書法で書かれた音楽である。また、単純明快で明るい楽想を持つことなどから、ショスタコーヴィチが作曲した非常に大衆的なスタイルの作品の一つに数えられる。しかし、悲壮感が全く感じられない程賑やかであるこの楽曲が、スターリンの死後1年で作曲されたものであるという事実からは、意外な印象を受ける。また、《森の歌》同様に「社会主義リアリズム」を端的に表した楽曲であると言えよう。

執筆者: 木暮 有紀子

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作曲者編曲(2台ピアノ版)