カゼッラ 1883-1947 Casella, Alfredo
解説:実方 康介 (502文字)
更新日:2010年1月1日
解説:実方 康介 (502文字)
イタリア・トリノ生まれの作曲家・ピアニスト・指揮者。20世紀両大戦間のイタリア音楽界でもっとも大きな影響力があった音楽家。1896年パリ音楽院に入学以後、1915年にイタリアに戻るまではパリを活動の拠点とした。同地ではエネスクやラヴェルと交流し、ロシアの国民楽派やバルトークやシェーンベルク、ストラヴィンスキーといった「現代」作曲家たち、音楽以外にもキュビズムや抽象絵画など当時の前衛的な芸術から多くの影響を受けた。イタリアに戻ってからはマリピエロ、レスピーギ、カステルヌーヴォ=テデスコなどといった同志と活動組織を創立し、同時代の音楽を広める活動を積極的に行った。この活動はオペラを中心に推移し、停滞傾向にあったイタリア音楽界に当時最新の器楽を紹介したもので、同音楽界に長年に渡る決定的な影響力を持った。1930年代には国内の音楽界で指導的な地位を得た。1932年からはローマのサンタ・チュチリア音楽院でピアノを教授。この時期からファシズムに傾倒し、それを礼賛する作品も残した。一方で1937年のヴェネツィア音楽祭ではユダヤ人であるシェーンベルクの音楽がカセッラ主導により大々的に演奏された事実もある。
作品(23)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (3)
協奏曲 (2)
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ピアノ独奏曲 (11)
曲集・小品集 (6)
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ピアノ合奏曲 (2)