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ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第1集から) HWV 427

Händel, Georg Friedrich:Suite HWV 427

作品概要

作曲年:1717年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:9分10秒

解説 (1)

執筆者 : 丸山 瑶子 (723文字)

更新日:2011年8月20日
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第2番 ヘ長調 HWV427

8曲中、唯一プレリュードを持たない。HWV431と並んで楽章構成は組曲ではなくクラヴィーア・ソナタのそれであり、イタリア、イギリスにおけるヘンデル初の3-4楽章構成のクラヴィーア・ソナタ集に先行する出版ソナタ作品ということになる。使用音域から、成立はハンブルクまたはイタリア時代とされるが、終楽章は1717-18年のキャノン城滞在時に書かれたもので、冒頭のアダージョも出版用の改訂稿である。また元々の第5楽章は出版時に削除された。

冒頭楽章はひたすら音階下行する低音の上で、上声が装飾豊かに旋律を紡いでいく。2回目の主調のカデンツ以降、ヘ短調を初めとして転調が続く。最後はE音上の7の和音に停止してから一呼吸おいて、イ短調のカデンツで楽章が閉じられる。

第2楽章は、上声部が分散和音で和音を補いながら16分音符で軽快に駆けるアレグロ楽章。後半部は冒頭主題の繰返しから始まる。下属調へ至ったところで主題から離れると、上声部は楽章の終わりまで休みない動きとなる。4小節の楽節の不完全な繰返しの中で更に転調が続き、明確な区切りなく、第27小節の後半から楽章前半部の第7小節後半以降が主調で回帰する。

第3楽章も装飾豊かな点では冒頭楽章と同じだが、後者は上声部が支配的に主旋律を担うのに対し、このアダージョでは4度跳躍に特徴づけられる動機が各声部に交替で現れる。

終楽章はフーガ。実質的にソナタ・ダ・キエザの構成をとる本作品で終楽章にフーガが来るのは伝統的な楽章配列に則っている。これは4声フーガで、主題の転調は三度関係の調にまで及ぶ(第20小節~、29小節~)。終盤では、バッハと比べヘンデルには少ないとされるストレッタも見られる。

執筆者: 丸山 瑶子

楽章等 (4)

アダージョ

総演奏時間:2分50秒 

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アレグロ

総演奏時間:2分30秒 

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アダージョ

総演奏時間:1分20秒 

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アレグロ

総演奏時間:2分30秒 

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