グノー : S.バッハの第1プレリュードに基づく瞑想曲
Gounod, Charles François : Méditation sur la première prélude de Bach pour piano seul
作品概要
楽曲ID:17690
作曲年:1857年
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:パラフレーズ
総演奏時間:4分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
作曲年:1857年
楽器編成:ピアノ独奏曲
ジャンル:パラフレーズ
総演奏時間:4分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
解説 (1)
総説 : 上田 泰史
(479 文字)
更新日:2018年3月12日
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総説 : 上田 泰史 (479 文字)
更新日:2018年3月12日
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本作は、今日《アヴェ・マリア》として知られる作品の、作曲者自身によるピアノ独奏版である。誰もが一度は耳にしたことのある名曲で、バッハの《平均律クラヴィーア曲集》第1集の前奏曲第1番に旋律を施したものである。 グノーとピアノの関係はさほど深くはなく、せいぜい母から手ほどきを受けたこと、作曲の際に試奏する手段として用いたという程度であるが、出版された作品だけでも30点あまりの2手用作品、5曲の連弾曲、1曲の足鍵盤ピアノ用の協奏曲がある。未出版の作品も入れると、更に数は増える。 ピアノとの接点について、義父ヅィメルマンP.-J.-G. Zimmerman(1785~1853)がパリ音楽院ピアノ科の著名な教授だったことも忘れてはならない。グノーは1852年にヅィメルマンの三女アンナと結婚している。ヅィメルマンは当時、アルカン、マルモンテル、プリューダン、ラヴィーナ、ラコンブ、ゴリアといった1810年代のフランスのピアニスト兼作曲家を育てた教授で、彼の家は国際的な音楽家たちの訪れるサロンだった。本作も、彼の弟子アレクサンドル・ゴリアに献呈されている。
執筆者:
上田 泰史
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