ドホナーニ 1877-1960 Dohnanyi, Erno
解説:菊池 朋子 (426文字)
更新日:2010年1月1日
解説:菊池 朋子 (426文字)
趣味でチェロを弾いていた父に音楽の手ほどきを受け、ピアノ、作曲をブダペスト王立音楽院(後のリスト高等音楽学校)で学んだ。後に同校の教授、校長となり、19~44年にはブダペスト・フィルハーモニー協会主席指揮者も務め、ハンガリーの音楽界に大きな功績を残した。同時にハンガリーを含むヨーロッパの政治的動乱を経験しており、第2次世界大戦およびナチによって二人の息子を失っている。49年からアメリカ合衆国に移住し、ニューヨークで息を引取った。
バルトーク、コダーイと同時代の音楽家であり、ハンガリーの民謡や伝統的音楽を作品の素材に取入れているが、彼らほど直接ハンガリー的特徴は現れていない。最も影響を受けた作曲家はブラームスであり、ロマンティックな作風が特徴。ピアノ作品はいずれも中味が濃く、技巧的にも充実しているものが多い。ドイツ的重厚さにあふれた作品がある一方で独特の魅力的リズムを登場させる作品もあり、弾き応え、聴き応えともに十分備わっていると言えるだろう。
作品(28)
ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) (3)
協奏曲 (2)
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ピアノ独奏曲 (9)
曲集・小品集 (6)
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トランスクリプション (4)
種々の作品 (1)
ピアノ合奏曲 (2)
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種々の作品 (2)