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松平 頼暁 :ブレンディング

Matsudaira, Yoriaki:Blending

作品概要

作曲年:1984年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:★ 種々の作品 ★

解説 (2)

解説 : 平野 貴俊 (513文字)

更新日:2018年4月24日
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ピアニスト松永加也子の委嘱に応じて1984年に作曲され、松永のデビュー・リサイタル で初演された。ストラヴィンスキー×サティ、 バッハ×クセナキスのように、2人の作曲家の 音楽を「ブレンド」する試み。松永の指定した10分という演奏時間を、松平は平均10秒 のセクション60個に分割。30個の断片を想定し、確率計算によって27個を使用すると決め る。そして作曲家の27のペアとそれに対応する54の断片を準備し、ペアの左におかれた作 曲家の作品の音素材、右の作曲家の作品のリズムに着目しながら「ブレンド」する。作曲家の選択について、松平は「好き嫌いを問わず有名な作曲家を全部並べてみた」といい、楽譜には 作曲家の名が記されている。他方、断片の選択については「楽譜店で立ち読みをして書き写してきたものもある」という。参照された曲のタ イトルは記されていないが、シューマン《トロイメライ》のように一聴してわかる「名曲」も ある。クセナキス、デニソフ、ブソッティら一部の断片は松永によって同定されている。シス テマティックな構想とは裏腹に、意表を突く様式の「ブレンド」の結果として軽やかな諧謔味が生じている。出版はソニック・アーツ社。

執筆者: 平野 貴俊

About work(s) : 平野 貴俊 (1282文字)

更新日:2018年4月24日
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