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ハイドン :ソナタ 第59番 Hob.XVI:49 op.66 変ホ長調

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.59 Es-Dur Hob.XVI:49 op.66

作品概要

作曲年:1789年 
出版年:1791年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:22分30秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (687文字)

更新日:2007年8月1日
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1789-1790年にかけて作曲され、ピアニストのマリアンネ・フォン・ゲンツィンガーに捧げられた。全3楽章から成る。

第1楽章の変ホ長調はアレグロの4分の3拍子。このソナタ楽章は、ハイドンのピアノ・ソナタの中では比較的規模の大きいものとなっており、再現部(第132小節~)に入る前には、カデンツァの性格を備えた楽句が1小節挿入されている。冒頭の主題は左右の手による会話を思わせる。そして、第2主題(第28小節~)に入る前の経過的な部分(第13小節~)は、主題の1つとして数え挙げられるくらい確立されたものとなっており、実際に、展開部(第65小節~)では、まずこの要素が展開されている。また、その後、第1主題の要素も見られる(第25小節~)。この楽章の最後は、右手の駆け上がる音階により、その上声は第3音で終結する。

第2楽章のアダージョ・エ・カンタービレは4分の3拍子で、第1楽章の属調にあたる変ロ長調で書かれている。3部形式によるが、全124小節とハイドンの緩徐楽章の中では比較的規模の大きいものとなっている。中間部(第57小節~)では、まず、左手に主導的ラインが見られる。そして、第3部(第81小節~)では、第1部の冒頭の主題が細かい装飾的な音価にリズム変奏される。

第3楽章のフィナーレはテンポ・ディ・メヌエットの4分の3拍子で、第1楽章と同じ変ホ長調による。ロンド形式で書かれており、気品に溢れる第2楽章から一転して、楽章全体に溌剌とした性格が行き渡っている。

このように、このピアノ・ソナタは、ハイドンのピアノ・ソナタの中では全体として比較的規模の大きいものとなっている。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:10分30秒 

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第2楽章

総演奏時間:8分00秒 

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第3楽章

総演奏時間:4分00秒 

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その他特記事項
第59番は「ウィーン原典版」の番号