ホーム > ピアノ曲事典 > ヒンデミット

ヒンデミット 1895-1963 Hindemith, Paul

Dummy

解説:朝山 奈津子 ( 538文字 )

更新日:2007年5月1日

ドイツの作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリン奏者として早くから活動し、また音楽院入学後はピアノやクラリネットなどを学んで、さまざまな楽器演奏に才能を発揮した。第一次大戦に従軍した際には、軍楽隊にいて弦楽四重奏のコンサートを開いたりもした。

作曲家としても若くして名声を確立した。初期は特にブラームスをよく研究したが、ロマン主義や表現主義に反発を強め、後にはネオ・バロックや新古典主義を志向する。機能和声や調性が崩壊する時代にあって、ヒンデミットは音楽に再び秩序と客観性を求めた。こうした努力は作曲や和声学に関する著書(邦訳あり)としても結実した。「音楽が存在する限り、長三和音から出発し、再び戻る」(『作曲の手引』)という言葉は、無調音楽を激しく非難している。

生粋のドイツ人であったため当初はナチスの粛清の対象とならなかったが、ヒンデミットはナチスへの非難を隠そうとせず、34年には作品の上演が禁じられた。(フルトヴェングラーはこれに抗議して新聞に寄稿し、ベルリンの音楽監督の地位を追われた。)ヒンデミットも35年にベルリン音楽学校の教授職に「休暇」を命ぜられ、やがて37年、自らドイツを去った。戦後にアメリカ市民となり、自らの意志で再びドイツを訪れることはなかった。

執筆者: 朝山 奈津子
<続きを表示する / 閉じる>

楽曲

ピアノ独奏曲(4)

組曲(1)

動画(0)

解説(0)

ピアノ合奏曲(3)

管弦楽付き作品(1)

性格小品(1)

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)