シュトラウス, リヒャルト 1864-1949 Strauss, Richard
解説:齊藤 紀子 (629文字)
更新日:2008年8月1日
解説:齊藤 紀子 (629文字)
ドイツの作曲家。様々な編成の音楽を手がけた。独奏ピアノのための作品は20代の前後に書かれた。持ち前の創造力で新たな音楽を開拓していった作曲家である。とりわけ、オペラや交響詩、歌曲に顕著である。オペラはワーグナー、交響詩はリスト、歌曲はヴォルフとそれぞれに功績のある作曲家の影響を受けながら、シュトラウス独自の展開をみせている。
シュトラウスの父親はミュンヘン宮廷楽団の第1ホルン奏者をしており、ミュンヘン音楽院の教授や王立バイエルン室内楽でも演奏をしていた。そのため、シュトラウスは幼少の頃から音楽にふれることができた。そして、ピアノやヴァイオリン、作曲、音楽理論を学んだ成果を、家庭で開く音楽会で発表していた。1882年からその翌年にかけては、ミュンヘン大学で哲学や美学、文化史の講義を聴き、ショーペンハウアーに傾倒していった。ブラームスと知り合って才能を認められたシュトラウスは、後に、ヴァーグナーの姪と結婚し、熱心なワーグナー信奉者となった。
指揮者としても活動したシュトラウスは、情熱的で手や眼、耳を駆使した独自の指揮法によって後生にも影響を与えた。また、新聞や雑誌に音楽評論を発表した他、ベルリオーズの『管弦楽法』をドイツ語に訳するなど、文筆活動においても功績を残しているウィーンやミュンへン、ドレスデンの名誉市民の他、ハイデルベルク大学の名誉哲学博士、オックスフォード大学の音楽学博士、ミュンへン大学の法学博士など、。名誉称号や勲章も数多く受賞した。
作品(12)
ピアノ独奏曲 (3)
曲集・小品集 (3)
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ピアノ合奏曲 (1)
リダクション/アレンジメント (1)
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室内楽 (2)
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歌とピアノ (1)