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バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80

Bartok, Bela:Klaviersonate Sz.80

作品概要

作曲年:1926年 
出版年:1927年 
初出版社:Universal
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:15分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (784文字)

更新日:2007年7月1日
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バルトークは、初期の作曲において、民謡素材に基づくピアノ曲を多く作曲した。

しかし、1923年にオーケストラ作品《舞踏組曲》の作曲を最後に、3年間、創作活動を中断している。この準備期間を経て、1926年、バルトークは、初期の作品とは全く異なる作風をもって、自ら「後期」への意思を示したのであった。

この年に多くの重要作品がうみだされたが、それらの冒頭をかざる作品《ピアノ・ソナタ》は、彼のピアノ独奏曲の中でも最も重要な作品である。

バルトーク唯一のピアノソナタであり、またピアノ独奏曲では、最大の規模をもつ。作風においては、初期の作品にみられたたような民俗的な性格に、抽象性が加えられ、絶対的音楽の世界が指向されている。

音楽では、非常に打楽器的かつ多様なリズム、短い旋律、密集和音による打撃、幅の広い強弱変化、対比的な音色の配置、強固な形式構成など、洗練された音楽的書法がみられる。

第1楽章:アレグロ・モデラート

ホ音を主にしており、それらは特に冒頭、終結部で誇示されている。躍動的な力と響きに満ちている。軽快な第一主題と、静かな第二主題、またそれらから派生する多様なリズムが精密に組み合わされた楽章。

第2楽章:ソステヌート・エ・ペサンテ

前後の楽章と対照的に、重苦しく、しかし緊張感に満ちた雰囲気をたたえている。

第3楽章:アレグロ・モルト

フィナーレでは特に民族舞曲風な色が強い。ロンド形式を変形させた形をとる。

主題は素朴で、明快。拍子の変化が多く、近代的な速度感をもっており、生き生きとした生命感が感じられる。

《ピアノ・ソナタ》が作曲されたこの年には、《第一ピアノ協奏曲》、組曲《戸外にて》などが作曲されている。そして1927年~28年にかけて作曲された《第三、第四弦楽四重奏曲》、1930年~31年の《第二ピアノ協奏曲》などを経て、《第五弦楽四重奏曲》以後の円熟期に向かう。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:5分00秒 

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楽譜(0)

第2楽章

総演奏時間:6分30秒 

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楽譜(0)

第3楽章

総演奏時間:3分30秒 

解説(0)

楽譜(0)