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スクリャービン(スクリアビン) :詩曲「焔に向かって」 Op.72

Scriabin, Alexander:Vers la flamme Op.72

作品概要

作曲年:1914年 
出版年:1914年 
初出版社:Jurgenson
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
総演奏時間:6分30秒

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (210文字)

更新日:2007年5月1日
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スクリャービンが独自の音楽語法を確立した、晩年の作品の一つ。ほかにも詩曲を多く創作しているが、その中でもこれは標題が付けられ、調性や既存の形式によっていない。

火や焔のモティーフは、神秘主義的哲学に傾倒していたスクリャービンの作品にたびたび登場する。自由で法悦的世界が開けていくこの響きは先進的であり、この作品においても重音の連打によって恍惚の境地に向かっていく。同時に、暗闇の底のような彼の観念的世界も色濃く表れている。