ホーム > ピアノ曲事典 > サティ > 官僚的なソナチネ

サティ :官僚的なソナチネ

Satie, Erik:Sonatine bureaucratique

作品概要

作曲年:1917年 
出版年:1917年 
初出版社:Chapelier
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナチネ
総演奏時間:4分16秒

解説 (1)

執筆者 : 樋口 愛 (480文字)

更新日:2007年11月1日
[開く]

1917年、サティ晩期51歳の作品である。ちょうどこの頃のサティは詩人であるジャン・コクトオとの出会いによりバレエ音楽、舞台作品を手がけていた時期でもある。サティのユニークさ、革新的な音楽に若い作曲家達が尊敬し、集うようになった。しかし彼は、サティ派とあがめられることを嫌がり、自分自身の音楽を創るようにと告げている。

この作品は、3楽章構成でできている。小節線もあり、調性もつけられている。第1楽章が4分の4拍子、第2楽章が8分9拍子、第3楽章が8分の3拍子である。作品にはやはり詩がつけられているが、なんともいえないコメディタッチ、ユニークな詩である。お役人であるサラリーマンの事について書いているのだが、その詩の表現にはサティならではの皮肉さも見え隠れする。最初の四小節をまず弾いてみれば、ピアノ学習者であれば、懐かしいリズムであると感じるであろう。なんとこの曲は、ムーツィオ・クレメンティ(1752~1832)の作品36の1のハ長調ソナチネのパロディが用いられているのだ。サティ自身が3楽章に「隣のピアノがクレメンティを演奏している。」と詩に書いている。

執筆者: 樋口 愛

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:1分09秒 

解説(0)

楽譜(0)

第2楽章

総演奏時間:1分29秒 

解説(0)

楽譜(0)

第3楽章

総演奏時間:1分38秒 

解説(0)

楽譜(0)