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ベートーヴェン :ピアノ・ソナタ 第13番 Op.27-1 変ホ長調

Beethoven, Ludwig van:Sonate für Klavier Nr.13 "Sonata quasi una fantasia" Es-Dur Op.27-1

作品概要

作曲年:1800年 
出版年:1802年 
初出版社:Cappi
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:15分30秒

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (579文字)

更新日:2007年5月1日
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ヨゼフィーネ・フォン・リヒテンシュタイン侯爵夫人に捧げられた。ベートーヴェン自身により「幻想曲風ソナタ」 と題されている。また、各楽章間がアタッカで接続されていることもこのソナタの大きな特徴の1つとなっている。第12番に続き、ソナタ形式による楽章を持たない。

第1楽章は変ホ長調で3部形式による。中間部ではハ長調に転じ、テンポがゆったりとしたアンダンテから快活なアレグロへ、拍子も2分の2拍子から8分の6拍子へと移行し、変化に富んだ動きを見せる。

第2楽章のアレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェは4分の3拍子のハ短調で、前楽章と同じく3部形式による。この楽章はスケルツォの雰囲気を備えており、中間部では主調の第6音上の変イ長調に転じる。近親調以外への転調というこの点は、このソナタ全体がアタッカで奏されることと共に、ロマン派の傾向を先取りするベートーヴェンの姿を映し出しているといえる。

第3楽章は、序奏の役割を持つようなアダージョ・コン・エスプレッシオーネ(4分の3拍子で変イ長調)の3部形式に、アレグロ・ヴィヴァーチェのロンド・ソナタ形式(4分の2拍子で変ホ長調)が続く。前者のアダージョは25小節であるが、中間部で属調に転じ、独立した楽章とも捉え得る。そして、続くロンド・ソナタ形式によるアレグロ・ヴィヴァーチェのコーダで、アダージョの主要主題が回想される。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (4)

第1楽章

総演奏時間:6分30秒 

第2楽章

総演奏時間:2分00秒 

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