ホーム > ヒナステラ > 12のアメリカ風前奏曲

ヒナステラ :12のアメリカ風前奏曲 Op.12

Ginastera, Alberto:12 Preludios americanos Op.12

作品概要

作曲年:1944年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:前奏曲
総演奏時間:15分00秒

解説 (1)

解説 : 高木直樹 (1225文字)

更新日:2019年11月29日
[開く]

ニューヨークのカール・フィッシャー社の社長代理であるアーサー・ハウザーArthur Hauser は、ブエノスアイレスの音楽店のオーナーのカルロス・ロッテルモーサーCalros Lottermoser にアルゼンチンの若手音楽家を紹介してほしいと依頼した。依頼を受けたロッテルモーサーはアルゼンチンのピアニストで、ヒナステラの初期の作品をよく演奏していたマリサ・レグレスMarisa Regules を通してヒナステラを紹介してもらい、ヒナステラにハウザーのもとに作品を送ることを提案する。ヒナステラは1945年の3月に、ハウザーのもとに《12のアメリカ風前奏曲作品12》の手稿譜を送った。

1941年、ヒナステラはこのころ既に「十分に成熟して輝いている作曲家」として評価を確立していた。同じ頃、作曲家であるアーロン・コープランドAaron Copland(1900〜1990)から「グッゲンハイム奨学金」を利用してアメリカに旅行することを勧められた。ヒナステラは第2次界大戦の終戦を待って、1945年12月に一家でアメリカを訪問した。アメリカ滞在中はいくつかの音楽学校を訪れ、ヒナステラ自身の作品の初演を行った。夏にはコープランドと共にタングルウッドの作曲のワークショップに参加したが、ヒナステラはこのワークショップの中で、その後自身に影響を与える多くの作曲家や芸術家と出会った。またアメリカでの彼の後援者とも出会い、作曲の依頼をいくつか受けた。先のハウザーとはじめて直接会ったのもこの時である。ヒナステラは⾃国の⾳楽の要素を取り⼊れつつも⾃⾝の⾳楽語法を確⽴しようと「汎アメリカ⾳楽」の制作を⽬指し、その中で作曲したのがこの前奏曲集である。これまでのアルゼンチンの⺠謡、踊りの要素だけでなく、ヒナステラ⾃⾝の⾳楽語法、またヒナステラが影響を受けた様々な作曲家へのオマージュとして捧げられた曲等、12曲の中に様々な要素が散りばめられている。《12のアメリカ風前奏曲》は手稿譜を送ったものの出版にまでには至っていなかったが、1946年4月の下旬にカール・フィッシャー社から出版された。当初カール・フィッシャー社は4曲で1セットの全3巻で出版する予定だったが、後にヒナステラ自身の3度に渡る校訂の末、6曲で1セットの全2巻での出版に変更された。

初演は出版に先立つ1944年8月7日にブエノスアイレスで、アルゼンチン出身のピアニストであるラウル・スピヴァークRaúl Spivak が行なった。アメリカ合衆国での初演は1946年の4月のことで、これも同じくスピヴァークによるものだった。

第1曲:哀歌

第2曲:アクセントのために

第3曲:クリオージョの踊り

第4曲:ビダーラ

第5曲:第1種五音音階短調による

第6曲:ロベルト・ガルシア・モリージョを讃えて

第8曲:ファン・フォセ・カストロを讃えて

第9曲:アーロン・コープランドを讃えて

第12曲:第1種五音音階長調による

執筆者: 高木直樹

楽章等 (12)

Op.12-1

総演奏時間:0分30秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-2

総演奏時間:1分30秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-3

総演奏時間:1分30秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-4

総演奏時間:1分00秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-5

総演奏時間:1分30秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-6

総演奏時間:1分00秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-7

総演奏時間:0分30秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-8

総演奏時間:1分00秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-9

総演奏時間:1分00秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-10

総演奏時間:2分00秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-11

総演奏時間:1分00秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

Op.12-12

総演奏時間:2分30秒 

動画(0)

解説(0)

楽譜(0)

楽譜 (0件)