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ハイドン :ソナタ 第31番 Hob.XVI:46 op.54-3 変イ長調

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.31 As-Dur Hob.XVI:46 op.54-3

作品概要

作曲年:1788年 
出版年:1788年 
初出版社:Artaria
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:19分30秒

解説 (1)

執筆者 : 稲田 小絵子 (616文字)

更新日:2009年8月1日
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1788年にHob.XVI: 44および45と共に出版された。作曲年代は確かではないが、様式的に1766年のHob.XVI: 45と同時期あるいは70年頃と考えられている。

主題はどれも明朗で、全体として肩肘の張らない雰囲気をもつ作品である。その一方、展開部にしばしば現れる不安な、ときに激しさを伴う短調部分では、ハイドンの60年代後半から70年初め頃の作品にみられる興奮や情熱といった感情の表出的な特徴が垣間見られる。また、この時期には稀な4つの調号をもつ調性(下属調の第2楽章ではさらに調号が増える)や、フェルマータの多用や休符による間、やや唐突な転調など、いくらかの意外性も内包し、奥深さを示している。

第1楽章:アレグロ・モデラート、変イ長調、4/4拍子。ソナタ形式。

やや大規模な楽章だが、適度な切り替えをもたらすフェルマータと、トッカータのような勢いをもつパッセージによって、メリハリが与えられている。

第2楽章:アダージョ、変ニ長調、3/4拍子。ソナタ形式。

ソナタ形式だが、再現部は展開部と密接に絡み合い、主調には戻るものの、再現というよりむしろ展開的に進行する。第1主題は、バロック時代の舞曲組曲に含まれるサラバンドのような、落ち着いた気品をもつ。

第3楽章:フィナーレ。プレスト、変イ長調、2/4拍子。ソナタ形式。

フィナーレにふさわしい快速な楽章。主題は2つとも十六分音符を中心とした細かな動きで、最後まで勢い衰えずに進む。

執筆者: 稲田 小絵子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:8分30秒 

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第2楽章

総演奏時間:8分00秒 

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第3楽章

総演奏時間:3分00秒 

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その他特記事項
第31番は「ウィーン原典版」の番号 原題は"Divertimento"。