ハイドン : ソナタ 第31番 第1楽章 Hob.XVI:46 op.54-3
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.31 Mov.1 Allegro moderato
作品概要
解説 (2)
解説 : 稲田 小絵子
(101 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 稲田 小絵子 (101 文字)
第1楽章:アレグロ・モデラート、変イ長調、4/4拍子。ソナタ形式。
やや大規模な楽章だが、適度な切り替えをもたらすフェルマータと、トッカータのような勢いをもつパッセージによって、メリハリが与えられている。
演奏のヒント : 大井 和郎
(446 文字)
更新日:2025年1月26日
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演奏のヒント : 大井 和郎 (446 文字)
とても楽天的で楽しい第1楽章です。眉間にしわを寄せるよりは、笑みを浮かべて演奏する曲であることは間違いありません。途中、短調に変わったり、転調しますが、決して深刻な事は無く、一貫して楽しいドラマと考えます。この第1楽章は生き生きさが大切です。あまりにもゆっくりだったり、ぼやけた音色と言うよりは、クリアーなアーティキュレーションを用い、軽快に、そしてリズミカルに進んでください。
強弱記号も版によって様々であるため、どうしても使用している版の強弱記号に従う必要も無く、自分で思った通りの強弱も是非試してみてください。
多彩な音色も欲しいです。例えば、9~10小節間の様な厳しい和音(f-moll)、とは打って変わって、一気に楽天的になる11~12小節間(Es-durのドミナント)、は音色を異ならせて弾いて見ましょう。
その他、同じ事が続く所は、強弱を変化させます。例えば18小節目と19小節目は、全く同じ音形とリズムです。どちらかを小さく、どちらかを大きくして、同じ強弱になる事を避けてください。
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