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ハイドン : ソナタ 第31番 第1楽章 Hob.XVI:46 op.54-3

Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.31 Mov.1 Allegro moderato

作品概要

楽曲ID:32168
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:8分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
ピティナ・コンペ課題曲2025:F級

ピティナ・ピアノステップ

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楽譜情報:6件
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解説 (2)

解説 : 稲田 小絵子 (101 文字)

更新日:2020年2月9日
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第1楽章:アレグロ・モデラート、変イ長調、4/4拍子。ソナタ形式。

やや大規模な楽章だが、適度な切り替えをもたらすフェルマータと、トッカータのような勢いをもつパッセージによって、メリハリが与えられている。

執筆者: 稲田 小絵子

演奏のヒント : 大井 和郎 (446 文字)

更新日:2025年1月26日
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とても楽天的で楽しい第1楽章です。眉間にしわを寄せるよりは、笑みを浮かべて演奏する曲であることは間違いありません。途中、短調に変わったり、転調しますが、決して深刻な事は無く、一貫して楽しいドラマと考えます。この第1楽章は生き生きさが大切です。あまりにもゆっくりだったり、ぼやけた音色と言うよりは、クリアーなアーティキュレーションを用い、軽快に、そしてリズミカルに進んでください。

強弱記号も版によって様々であるため、どうしても使用している版の強弱記号に従う必要も無く、自分で思った通りの強弱も是非試してみてください。

多彩な音色も欲しいです。例えば、9~10小節間の様な厳しい和音(f-moll)、とは打って変わって、一気に楽天的になる11~12小節間(Es-durのドミナント)、は音色を異ならせて弾いて見ましょう。

その他、同じ事が続く所は、強弱を変化させます。例えば18小節目と19小節目は、全く同じ音形とリズムです。どちらかを小さく、どちらかを大きくして、同じ強弱になる事を避けてください。

執筆者: 大井 和郎

参考動画&オーディション入選(1件)

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