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プロコフィエフ :ピアノ協奏曲 第3番 Op.26 ハ長調

Prokof'ev, Sergei Sergeevich:Concerto for piano and orchestra C-Dur Op.26

作品概要

作曲年:1917年 
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:29分00秒

解説 (1)

総説 : 舘 亜里沙 (723文字)

更新日:2014年9月9日
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プロコフィエフの創作史上では初期に位置する作品であるが、均整のとれた構成と独創的な表現の両方を兼ね備えた、非常に完成度の高いピアノ協奏曲となっており、実際20世紀に作られたピアノ協奏曲の中でも演奏頻度が多くなっている。作曲そのもの1917年に開始されたが、プロコフィエフ自身が1918年にアメリカへと亡命し、ニューヨークやシカゴを中心に音楽活動の様々な可能性を探っていたこともあって、完成は1921年を待たなければならなかった。その当時のプロコフィエフはニューヨークよりもシカゴで活動の場を見出しており、この協奏曲も1921年12月に、自身のピアノとシカゴ交響楽団との共演で初演された。

構成は第1楽章が序奏付のソナタ形式、第2楽章が変奏曲、第3楽章がロンド形式と、古典的な器楽の典型をとっており、演奏時間も30分足らずと簡潔にまとまっている。その中で、調性が非常に明瞭な部分と不明瞭な部分、リズミックで躍動感に溢れた部分と静かで抒情的な部分と、様々な音楽的要素が対比を成しているとともに、プロコフィエフの作品にしばしば登場する粋な旋律が際立っている。また、ピアノパートが音楽的に前面へと押し出されていた前作の第2番に対して、ピアノとオーケストラが非常にバランスよく掛け合っているのも、この第3番の大きな特徴だと言える。

このピアノ協奏曲が初演された1921年はプロコフィエフにとって、初のバレエ曲《道化師》の上演が叶った、また彼のオペラ作品の中で最も親しまれている《三つのオレンジへの恋》が初演された、前半生の記念すべき年となった。ピアノ協奏曲第3番は、そんな20世紀の大作曲家としてのスタイルを確立させたプロコフィエフを伺わせる作品となっている。

執筆者: 舘 亜里沙

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:9分30秒 

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第2楽章

総演奏時間:9分30秒 

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第3楽章

総演奏時間:10分00秒 

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