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フォーレ :ノクターン 第13番  Op.119 ロ短調

Faure, Gabriel:Nocturne No.13 h-moll Op.119

作品概要

作曲年:1921年 
出版年:1922年 
初出版社:Durand
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ノクターン
総演奏時間:7分00秒

解説 (1)

総説 : 神保 夏子 (437文字)

更新日:2014年2月20日
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【総説】

フォーレ最後のピアノ曲であり、彼の晩年の傑作の一つとして位置づけられる。弟子のシャルル・ケックランは、この作品をフォーレのノクターンの中でも「最も真に迫る、最も苦悩に満ちた」ものと評した。

【成立背景】

1921年秋にパリで書きはじめられ、12月31日に南仏ニースで完成、翌年デュラン社から出版された。フォーレの「生涯でも最も実りの多い時期」(ネクトゥー)に生み出されたもので、同年の作品に、《舟歌 第13番》《チェロ・ソナタ 第2番》、連作歌曲《幻想の水平線》などがある。作曲当時のフォーレはすでに76歳、高齢・難聴等の理由から1年前にパリ音楽院院長の職を退いていた。この作品を最後に、彼の創作活動は次第に下火になっていく。

フォーレの友人で音楽愛好家のフェルナン・マイヨ夫人ルイーズ(フォーレはそのサロンで時折室内楽曲の試演を行っていた)に献呈され、1923年4月28日の国民音楽協会で《舟歌 第13番》とともにブランシュ・セルヴァによって初演された。

文責:神保夏子

執筆者: 神保 夏子

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