新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic
プロフィール (1124文字)
更新日:2021年6月4日
プロフィール (1124文字)
「一緒に音楽をやろう!」1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。同年オープンのすみだトリフォニーホールを活動の本拠地とし、日常の練習と公演を行うという日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会、特別演奏会のほか、地元の学校や各種施設など地域に根ざした演奏活動も精力的に行っているのが特徴的。99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任。2003年から13年までクリスティアン・アルミンクが音楽監督を務め、06年『火刑台上のジャンヌ・ダルク』で第3回三菱信託音楽賞奨励賞、09年『七つの封印を有する書』で第18回三菱UFJ信託音楽賞受賞(以上アルミンク指揮)。同09年『ハイドン・プロジェクト』で第22回ミュージック・ペンクラブ音楽賞を受賞(ブリュッヘン指揮)、11年『ベートーヴェン・プロジェクト』も好評を博す。 2010/2011シーズンより6年間ダニエル・ハーディングがMusic Partner of NJP を務め、2013/2014シーズンよりインゴ・メッツマッハーがConductor in Residenceに就任(~15年8月)。16年9月(2016/2017シーズン)、ドイツの歌劇場で研鑽を積んだ指揮者・上岡敏之が音楽監督に就任。上岡敏之との録音は、『マーラー:交響曲第1番「巨人」』、『R. シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「英雄の生涯」』、『チャイコフスキー:交響曲 第6番「悲愴」/ラフマニノフ:交響詩「死の島」』、『ブルックナー:交響曲第9番』、『ブルックナー:交響曲第6番』、『ワーグナー: タンホイザー、トリスタンとイゾルデ、神々の黄昏、パルジファル』がリリースされている。
また04年夏からは音楽家・久石譲と新プロジェクト「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ」を立ち上げたほか、楽員の自主的な発案「室内楽シリーズ」を始めいずれも高い評価と人気を得ている。久石譲とのコラボレーションとして映画『千と千尋の神隠し』(02年公開)『ハウルの動く城』(04年公開)、『崖の上のポニョ』(08年公開)の管弦楽を担当。近年の斬新な企画と優れた演奏は高く評価されている。
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