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バルトーク :戸外にて BB 89 Sz 81

Bartók, Béla:Szabadban BB 89 Sz 81

作品概要

作曲年:1926年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:曲集・小品集
総演奏時間:16分00秒

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (780文字)

更新日:2007年7月1日
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バルトークは、初期の作曲において、民謡素材に基づくピアノ曲を多く作曲した。

しかし、1923年、オーケストラ作品《舞踏組曲》の作曲を最後に、3年間、創作活動を中断している。この準備期間を経て、1926年、バルトークは、初期の作品とは全く異なる作風をもって、自ら「後期」への意思を示したのであった。

この曲は、その1926年6月~8月にかけてかかれたもので、同年に《ピアノソナタ》も作曲されている。《ピアノソナタ》がバルトークの古典派的形式理念の表したものだとすると、対照的な理念として、《野外にて》は描写音楽の領域にある。このような描写的な音楽は、《十四のパガテル(1908)》、《七つのスケッチ(1908~10)》、管弦楽の《二つの映像(1910)》、《三つのブルレスク(1908~11)》などの中でも試みていたものである。

5つの楽章からなる。第3楽章を中心として、第1、第5楽章が対の内容をもち、また、第2、第4楽章は共通の性格をもっている。この構成は、のちの《第四弦楽四重奏曲(1934)》などに、より完成した形であらわれている。

第1楽章:「笛と太鼓で」

演奏技巧は、《ピアノソナタ》と同程度である。行進調の、個性的な曲。

第2楽章:「舟歌」

拍子が変化することにより、波にゆられる舟の雰囲気がつくりあげられている。

第3楽章:「ミュゼット」

ミュゼットとはフランス語でいうバグパイプを意味し、それが転じて楽曲名にもなっている。楽器の音程のきしみや振動音が小音符であらわされており、これは指先で弾くのではなく、手の横ゆれを用いて表出するとよいだろう。

第4楽章:「夜の音楽」

妻のディッタ・パーストに献呈された。

第5楽章:「狩」

16分音符の急速なオスティナートの音型に、全音音階による短い旋律が乗る。右手の旋律を奏する際、その求心点をどこにおくのかをはっきりと意識したい。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (5)

1. 太鼓と笛で

総演奏時間:2分00秒 

解説(0)

2. バルカローレ(舟歌)

総演奏時間:3分00秒 

解説(0)

3. ミュゼット

総演奏時間:3分00秒 

解説(0)

4. 夜の音楽

総演奏時間:5分30秒 

解説(0)

5. 狩

総演奏時間:2分30秒 

解説(0)