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ヘンデル :組曲(クラヴサン組曲第2集から) HWV 434

Händel, Georg Friedrich:Suite HWV 434

作品概要

作曲年:1710年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:組曲
総演奏時間:9分40秒

解説 (1)

執筆者 : 丸山 瑶子 (1068文字)

更新日:2010年1月1日
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1720年に作曲家自身によって編纂,出版された第1集とは異なり、第2集Suite de Pieces Pour le CLAVECIN. COMPOSES par G. F. Handel. SECOND VOLUMEの第1版は、1730年、作曲家の承認なしに、ロンドンの出版社ウォルシュが第1集を模して出版した。恐らくウォルシュは、ヘンデルが第1集の序文において、曲集が好評の場合、続刊する旨を示したのに便乗したのだと推測されている。

収録作品の大半は既刊作品であり、ヘンデルの初期作品が多い。HWV434、437-440はロジェ版、またはそのための浄書譜に基づいて、ウォルシュがプレートを作成したとされる。曲集の第2版は第1版に続いて1730年の終りから31年初頭に出版されたという。

その後ウォルシュの息子(Walsh junior)が出版社の経営を継ぐが、息子の方は父とは対照的に、ヘンデル個人と良好な関係を築くことができた。その結果、第2版は作曲家の承諾を要することとなり、曲集収録曲の順序を変えて(但しプレートは誤りを含んだままで)ウォルシュ息子によって新版が出版された。収録曲の順序は、作曲家自身の提案に添ったのではないか、という憶測が出されているものの、詳細は現在もまだ不明のままである。

なおウォルシュ息子による新版の出版年は長年1733年頃とされてきたが、実際のところ正確な年代は未だに特定されていない。

HWV434

プレリュードから第3楽章までは恐らく即興演奏に由来しており、学習としての性格が濃い。成立期は第1回イタリア滞在時代とされる。g-mollのメヌエットは、他の楽章とは個別に1707年以前に作曲されたものをウォルシュが独自に追加したと考えられ、ヘンデル作品全集でも付録として収録されている。

プレリュードは、現存する自筆初期稿から1711年または17年になって初めて後続楽章のプレリュードとして設定されたという。早期稿においてプレリュードに続き後続楽章の初めの部分も書かれていることから、プレリュードと後続楽章とを合わせて1つの大きなまとまりとする構成上の意図があったと考えられる。アレグロは16分音符の分散和音が絶え間なく続く無窮動的な音楽。終楽章は変奏曲で、リズムと音形の対応関係によって、第1、第2変奏と第3、第4変奏がそれぞれ対になっている。最終変奏はしばしば直前の変奏と比べて華美で技巧性の高い変奏となることが多いが、この作品はそれほど目立った華々しさはない。全体的に見て、比較的簡潔な変奏曲と言える。

執筆者: 丸山 瑶子

楽章等 (4)

前奏曲

総演奏時間:1分50秒 

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ソナタ(アレグロ)

総演奏時間:1分30秒 

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エア(5つの変奏付き)

総演奏時間:3分30秒 

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メヌエット

総演奏時間:2分50秒 

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楽譜

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