ホーム > ピアノ曲事典 > バッハ > トッカータ ホ短調

バッハ :トッカータ BWV 914 ホ短調

Bach, Johann Sebastian:Toccata e-moll BWV 914

作品概要

作曲年:1707年 
出版年:1839年 
初出版社:Peters
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:トッカータ
総演奏時間:8分00秒

解説 (1)

執筆者 : 朝山 奈津子 (286文字)

更新日:2007年7月1日
[開く]

導入、アレグロ、クロマティックな走句を披露するアダージョの3セクションによる前半楽章と、長大な主題を持つフーガ楽章から成る。

前半は、トッカータに典型的な走句をもたず、比較的ゆるく控えめな始まり方をする。アレグロでは、冒頭で二つの主題が同時に提示され、明澄なテクスチュアながら二重フーガを展開する。これに半音階的な装飾をもつ華やかなアダージョが続く。

フーガは、真作であるには違いないが、ナポリ音楽院に伝わる古い手稿資料にそっくりの主題を持つフーガがあり、バッハはこれを借用したと見られている。跳躍を繰り返す音型は、複数の弦をまたいで演奏するヴァイオリンの典型的な語法である。

執筆者: 朝山 奈津子

ピティナのYoutubeチャンネル (4)