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シューマン :アラベスク  Op.18 ハ長調

Schumann, Robert:Arabeske C-Dur Op.18

作品概要

作曲年:1839年 
出版年:1839年 
初出版社:Mechetti
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:性格小品
総演奏時間:6分00秒
ピティナ・ステップレベル:発展3

解説 (1)

執筆者 : ピティナ・ピアノ曲事典編集部 (451文字)

更新日:2010年1月1日
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タイトルの‘アラベスク’とは‘アラビア風’という意味で、アラビアの建築や工芸などにみられる唐草模様の装飾のことを指す。音楽では、この唐草模様を連想させる装飾的な性格の楽曲のタイトルにも用いられるが、最初の使用はシューマンだった。

曲は、コーダを伴うロンド形式で書かれ、6つの部分に分けられる。

第1の部分はハ長調、4分の2拍子で‘軽快に、そしてやわらかく’の指示がある。符点のリズムのメロディーは繊細でロマンティックに進み、内声と絡み合って歌われていく。第2の部分は「短調特」と記され、ホ短調の少しゆっくりなテンポのエピソード風の部分となる。ソプラノのテノールがユニゾンでメロディーを奏でる4声体で書かれ、やや憂鬱な面持ちを見せる。第3の部分は、第1の部分が再現される。第4の部分は「短調監」と記され、第1の部分のメロディーを変形させたイ短調の音形がドラマティックに展開していく。第5の部分も、第1の部分の再現。第6の部分はコーダ。ゆったりとしたメロディーが優雅に夢みるように遠くに響き、静かに曲を閉じる。

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