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サン=サーンス :ピアノ協奏曲 第3番 Op.29 変ホ長調

Saint-Saëns, Camille:Concerto pour piano et orchestre No. 3 Es-Dur Op.29

作品概要

作曲年:1869年 
出版年:1975年 
楽器編成:ピアノ協奏曲(管弦楽とピアノ) 
ジャンル:協奏曲
総演奏時間:30分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

解説 (1)

執筆者 : 和田 真由子 (1002文字)

更新日:2008年2月1日
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サン=サーンスは、1867年、パリの万国博覧会のためにカンタータを作曲し、レジョン・ドヌールの勲章を受けた。すぐれた芸術家として公式に認められ、更に1868年、《ピアノ協奏曲第2番》でも大きな成功をおさめた。充実した日々を送っていたサン=サーンスが、この翌年1869年に作曲したのが、《ピアノ協奏曲第3番》である。しかし、同年ライプツィヒで行われた初演や、1877年パリにおける初演では好評を得ることができなかった。現在でもサン=サーンスの他の協奏曲と比べて、演奏される機会はあまり多くない。

演奏所要時間は約25分。

第1楽章:モデラート・アッサイ 変ホ長調 4分の4拍子

ピアノの静かなアルペッジョがつくりだす渦のような響き。それにのせてオーケストラの各パートが、転調しながら第一主題を歌いつぐ。音楽の高まりをうけてピアノ、オーケストラがそれぞれ雄大に主題を歌う。第二主題は変ロ長調で、ffとなり緊張感が増す。続くピアノパートで、漂うような動きの第三主題が静かに奏されたのち、「カデンツァのように」と記されたピアノ独奏となる。本来、カデンツァは展開部の後におかれるのが一般的であったため、この箇所も批判の対象とされた。つづくアレグロ・アニマートでは、三つの主題が巧みに展開され

、ピアノの見せ所にもなっている。カデンツァを経て、再現部へ。続くコーダはアニマート。第一主題が奏され、力強く楽章を締めくくる。

第2楽章:アンダンテ ホ長調 4分の3拍子

弦楽器と管楽器による序奏から、大胆な音づかいがみられ、幻想的な響きを生み出している。しかし当時、これらは受け入れられず、批判の的となった。弦楽器による静かな第一主題、つづくピアノ左手による第二主題。最後はオーケストラによってこの第二主題が奏されるが、これが三楽章への移行部としての役割を果たしている。切れ目なく次の楽章へ進む。

第3楽章:アレグロ・ノン・トロッポ 変ホ長調 4分の2拍子

オーケストラの緊張感のある序奏。ピアノが躍動感のある主題、副主題を提示し、それをオーケストラが受け継ぐ。そして続く第二主題は、四分音符と八分音符からなる単純なものである。これが何度も繰り返されながら展開する。ピアノとオーケストラがそれぞれ主題の受け渡しを繰り返しながら、曲は進行し、最後は華やかに曲をとじる。この楽章では、展開の手法や調性変化の乏しさなどが指摘されることも多い。

執筆者: 和田 真由子

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:14分00秒 

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第2楽章

総演奏時間:10分00秒 

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第3楽章

総演奏時間:8分30秒 

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