ホーム > ハイドン > ソナタ 第40番 変ホ長調

ハイドン :ソナタ 第40番 変ホ長調 Hob.XVI:25 op.13-5

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.40 Es-Dur Hob.XVI:25 op.13-5

作品概要

楽曲ID:2501
作曲年:1773年 
出版年:1774年 
初出版社:Kurzböck
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:7分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:第40番は「ウィーン原典版」の番号

解説 (1)

執筆者 : 齊藤 紀子 (498文字)

更新日:2007年8月1日
[開く]

1773年に作曲され、エステルハージ侯ニコラウスに献呈された6曲から成る作品13のピアノ・ソナタ(Hob. XVI/21-26)の5曲目で、全2楽章から成る。

第1楽章の変ホ長調はモデラートの4分の4拍子。楽章全体を通して細かい音価の音符が

特徴的である。左手の下降音形に伴われる右手のメロディーで開始する。提示部は他のピアノ・ソナタの第1楽章に比べ、様々な楽想に富んでいる。それ故、このピアノ・ソナタは2楽章から成るのかもしれない。展開部(第28小節~)はその長さが提示部の半分にも満たないが、提示部で示された、右手に左手が付随する部分や、左右のユニゾンに装飾を加えたもの、左右の手による並進行といった様々なものが扱われている。再現部(第51小節~)は、提示部の終結に見られた右手の上声の第3音を忠実に再現してこの楽章を閉じる。

第2楽章はテンポ・ディ・メヌエットで、第1楽章と同じ変ホ長調で書かれている。右手が1小節先行する第1部、左手が1小節先行する第2部(第15小節~)、から成る。第1部及び第3部は最後の3小節を除き、第2部はすべて、後続する手が先行する手を忠実に模倣するカノンの手法による。

執筆者: 齊藤 紀子

楽章等 (2)

第1楽章

総演奏時間:5分30秒  コンペ課題曲:E級級 ステップレベル:発展4,発展5,展開1,展開2,展開3

動画0

編曲0

第2楽章

総演奏時間:2分00秒  ステップレベル:応用5,応用6,応用7

動画0

編曲0

現在視聴できる動画はありません。