ハイドン : ソナタ 第40番 第1楽章 Hob.XVI:25 op.13-5
Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.40 Mov.1 Moderato
作品概要
解説 (2)
解説 : 大井 和郎
(429 文字)
更新日:2025年3月5日
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解説 : 大井 和郎 (429 文字)
わくわくするような気持ちになれる第1楽章です。スケールも大きく、オーケストラをイメージしても良いのではないでしょうか?再現部までの各セクションの注意をお伝えします。 細かい音符のあるところで、急にテンポが落ちないように、それを見越して 1小節目のテンポを決定してください。モデラートですので決して急ぐ必要はありません。 ●8~9小節間、歌心溢れる所です。ペダルを使用しても良いのではないかと思います。 ●10小節目、9小節目とはっきり異ならせて弾くように。 ●15~17小節間、それぞれ1拍目裏拍の3連符は、はっきりと出します。ペダルで何の音かリズムか解らなくならないように、ペダルは要らないと感じます。 ●22~23小節間、25~26小節間、わくわくする気持ちを抑えきれないような部分です。そのように感じて弾きます。
●テーマが出てくる度に、表情を変えます。例えば30~32小節間はテーマが3つ、それぞれ各小節に出てきますので、カラーや音量を変えてください。
解説 : 齊藤 紀子
(284 文字)
更新日:2020年2月9日
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解説 : 齊藤 紀子 (284 文字)
第1楽章の変ホ長調はモデラートの4分の4拍子。楽章全体を通して細かい音価の音符が
特徴的である。左手の下降音形に伴われる右手のメロディーで開始する。提示部は他のピアノ・ソナタの第1楽章に比べ、様々な楽想に富んでいる。それ故、このピアの・ソナタは2楽章から成るのかもしれない。展開部(第28小節~)はその長さが提示部の半分にも満たないが、提示部で示された、右手に左手が付随する部分や、左右のユニゾンに装飾を加えたもの、左右の手による並進行といった様々なものが扱われている。再現部(第51小節~)は、提示部の終結に見られた右手の上声の第3音を忠実に再現してこの楽章を閉じる。
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