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ハイドン : ソナタ 第40番 第2楽章 Hob.XVI:25 op.13-5

Haydn, Franz Joseph : Sonate für Klavier Nr.40 Mov.2 Tempo di Menuet

作品概要

楽曲ID:32199
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分00秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用5 応用6 応用7

楽譜情報:6件
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解説 (2)

解説 : 大井 和郎 (583 文字)

更新日:2025年3月5日
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まず、この第2楽章は、弦楽4重奏のようなアンサンブルと考えます。曲は 3声、または4声で進みます。弦楽器のボーイングそのもののアーティキュレーションが欲しい事、音階が多い事、等を鑑み、とにかくペダルは極力減らすことをお勧めします。この第2楽章にペダルを多く入れると、かなりの濁りが生じてしまいます。ペダルは勿論入れても良いのですが、極力濁りを避けます。ペダルを入れる場所は、例えば冒頭アーフタクトの右手、BからBへ行くときに切れないように一瞬入れます。あるいは8小節目の3度の進行の時、全ての声部が繋がるように弾くためにペダルを一瞬入れます。 その他は、ペダルを極力避け、特に9小節目や、12小節目のような、スケールが来るところでは全くペダルは要りません。 もう1つの注意点は、リピートしている音をはっきりと聴かせることです。冒頭アーフタクトを例に取り、この2つのBが2つきちんと鳴っていることを確認します。この辺りはまだしも、繰り返しの後で、テーマが左手に出てくるとき、この連打される2つの音がよく聞こえなかったりすることが発生しますので、お気を付け下さい。 ちなみに、冒頭アーフタクトでは、16分音符のBの後に、トリルをCから始める考え方もあると思いますが、トリルはCではなく、Bに付けられているので、筆者であれば、Bからトリルを始めます=Bをリピートさせます。

執筆者: 大井 和郎

解説 : 齊藤 紀子 (135 文字)

更新日:2020年2月9日
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第2楽章はテンポ・ディ・メヌエットで、第1楽章と同じ変ホ長調で書かれている。右手が1小節先行する第1部、左手が1小節先行する第2部(第15小節~)、から成る。第1部及び第3部は最後の3小節を除き、第2部はすべて、後続する手が先行する手を忠実に模倣するカノンの手法による。

執筆者: 齊藤 紀子
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