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ハイドン :ソナタ 第5番 ト長調 Hob.XVI:11

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.5 G-Dur Hob.XVI:11

作品概要

楽曲ID:2488
作曲年:1767年 
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:7分30秒
著作権:パブリック・ドメイン
※特記事項:第5番は「ウィーン原典版」の番号
※参考情報:前山仁美「ハイドンの世界」

解説 (1)

執筆者 : 岡田 安樹浩 (508文字)

更新日:2010年1月1日
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真正性が疑われる作品だが、1803年にハイドン自身が真作と認めている。第1楽章は第4番のソナタの第3楽章を用いているが、第3楽章(メヌエット)のトリオは真作かどうか疑わしいという意見もある(MGG2)。

作曲家解説の同一曲の異稿?も参照されたい。

(第1楽章)ト長調 8分の3拍子

ダ・カーポ形式で作曲されており、ト長調の主部(-第24小節)と同主短調(ト短調)の中間部(第25-48小節)からなる。

(第2楽章)ト短調 4分の4拍子(2分の2拍子)

ト短調のアンダンテ楽章。2部分形式で、後半では平行長調である変ロ長調へ転じた後(第21小節~)、主調で主題が回帰する。

ト短調での主題回帰直前(第39小節~)、属保続音によって調性確立がある点や、主部と中間部以後が各々反復される形式は、古典的なソナタ形式楽章によくみられるものである。

(第3楽章)ト長調 メヌエット 4分の3拍子

主部は8小節からなる主題とその反復、発展的な部分(第9小節-)と主題の回帰(第17小節-)、そしてその反復という2部分形式によっている。トリオ部分では平行短調のホ短調へ転じ、ここでの構成法も主部と同様である(この楽曲構成は第1楽章と共鳴している)。

執筆者: 岡田 安樹浩

楽章等 (3)

第1楽章

総演奏時間:1分30秒  ステップレベル:応用4,応用5,応用6

第2楽章

総演奏時間:3分30秒  ステップレベル:応用7,発展1,発展2

第3楽章

総演奏時間:2分30秒  ステップレベル:応用2,応用3,応用4