ハイドン :ソナタ 第5番 第3楽章 Hob.XVI:11

Haydn, Franz Joseph:Sonate für Klavier Nr.5 Mov.3 Menuet

作品概要

楽曲ID:32117
楽器編成:ピアノ独奏曲 
ジャンル:ソナタ
総演奏時間:2分30秒
著作権:パブリック・ドメイン

ピティナ・ピアノステップ

23ステップ:応用2 応用3 応用4

楽譜情報:5件
  • クリックして画像を開く
  • tab

解説 (1)

演奏のヒント : 大井 和郎 (416文字)

更新日:2024年12月16日
[開く]

考えなければならないことは2点あります。1つは全体のテンポです。もちろん、テンポを速く弾こうと思えばいくらでも速くできるのですが、Menuet と書いてある事に注目したとき、そこまで速く無く、Menuet のテンポで弾くことが正しいと思います。

もう1つはアンサンブルのお話です。例えばオーケストラをイメージして、冒頭、1~4小節間の2拍目までを tutti として、質問を問いかけていると仮定します。それに対して、4小節目3拍目から8小節目まで、楽器の数が少ない編成が受け答えをするというイメージにします。

小編成はその後、9~16小節間まで続き、17~20小節目2拍目まで再びtuttiになり、そこから24小節目まで再び小編成とします。

これだけでも、強弱の対比が付きやすくなると思います。聴く方も形式がクリアーにきこえます。

トリオのセクションも、左手がオクターブになるところはtuttiと考え、その他は小編成と考えてみてください。

執筆者: 大井 和郎